ふつう と とくべつ の境界で。

うつ病、パーソナリティ障害を抱えて生きるわたしのありのままの記録。

もしもの話。両親の離婚。

今日はもしもの話をします。

もうちょっと具体的に言うと、もしも親が離婚していなかったら今頃どうしていたと思うかという問題についてです。

 

わたしの親は、わたしが小4のときに離婚しました。

今のわたしは、大学をでて、精神保健福祉士になって、精神疾患を発症して、何回も何回も入退院を繰り返して、やっとのことで週1だけバイトに行っています。独身です。

 

わたしは母親に引き取られたのですが、母親はわたしによく離婚のせいで病気にさせたと謝ります。

わたしはその言葉を受け入れることができません。それを言われるととても悲しくてとてもつらいです。母親の人生をわたしのせいでだめなものにしてしまっているという感覚になるからです。

 

その言葉を受け入れないのだとしたら、

病気になったいまの自分と、親の離婚は関係ないと言っているようなものですよね。

環境要因に1ミリも影響がなかったかと言われれば、それは嘘になるかもしれません。

でも、わたしは両親のせいで、特段、両親の離婚のせいで病気になったとは思っていません。

 

わたしがいまの診断名どおり、パーソナリティ障害であるならば、

なにかのきっかけで、どこかで発症していたと思うのです。それが何なのかはわからないけれど。

 

でも独身ではないかもなあとは思います。まわりに結婚のモデルケースとなる両親がいなかったことは、わたしにとって大きなことだと思っていますし、これからも難しい問題だと思っています。

 

いまのわたしは精神保健福祉士をとっているけれど、それは葛藤の末、両親の離婚がむしろあったからこそ出会えた職種であると思うので、逆にその出来事がなかった自分を想像することができません。ほかになにか別のことに興味を持って、やってみようという気持ちになっていたかと聞かれると疑問です。この職業に出会えたことは、わたしの幼い頃の境遇によるものだと思うので、良かったと言えば良かったのかもしれません。

 

もしも両親が離婚していなかったら、わたしは精神保健福祉士にはなっていないと思います。

 

でも病気は発症したような気がします。根拠はありませんが。それは両親の離婚のせいではなく、わたしのパーソナリティの脆弱さからです。両親の離婚のせいで病気になったわけじゃないと、それはずっと言い続けているし、信じています。

 

まとまらない文章で申し訳ありません。

最初の問、親が離婚していなかったらわたしのいまの人生はどうなっていたか、

それは全く別物になったかもしれません。

でもわたしはわたしなりにこの境遇でこの人生を歩んできたから、いまがあります。

だから、その問いにいまはまだうまく答えることができないのです。よく考えなければならないことだと思っています。

 

よく、離婚が子どもに与える影響、とか検索してみたりするけれど、正直たいしたことはどこにも書いてありません。それは自分自身や体験した人にしかわからないことなのだと思います。

 

もしこれを読んでくださっている方の中で、離婚を経験されている方、わたしと同じく親が離婚している方がいたら、話がしてみたいです。

つらかったですか?つらかったとしたら何がつらかったですか?もしくはいま何がつらいですか?人生にどんな影響を与えていますか?

 

わたしはまずは、大好きだったお父さんが突然いなくなってしまったことそのものが純粋に悲しかったです。両親の離婚はわたしの様々に影響を与えているとは思うけれど、それは病気になったこととは関係ないと思っています。だったら同じ環境で育った弟もそうなっていると思うから。彼はたくましく生きています。

 

答えのない問、もしもの話です。また思ったことがあれば書いていこうと思います。

 

最後にまた宣伝になりますが、家族、それこそ母親との関係、父親との関係についてもいろいろ書いています。よかったら下のリンクから、試し読みだけでもしていってください。わたしの闘病日記です。

どうぞよろしくお願いします。

 

悪い季節が続きますので皆様ご自愛くださいね。