最近、子どもの頃どんな子だったかって聞かれる機会が多いから、書いとこ。
明朗活発、目立ちたがり屋な、どこにでもいる小学生。
あ、小4のときに親が離婚した。
担任とうまくいかず、学校が嫌いで、ひたすらに勉強ばかりしていた中学生。
親は親、わたしはわたし、と考えるようになったけど、お父さんのことが忘れられなくて、よく枕を濡らしていた。
頑張っても頑張ってもどうにもならないことがあると知った。
学校の相談室で授業をサボりながら仕事紹介本を読んで、臨床心理士になると決めた。
勉強だけでは自分の地位を確立できないと実感させられた高校生。
片親の子や複雑な家庭環境にある子はじぶんだけじゃないとわかってきた。
心理学を学べる大学に行くことだけが目標だったのに、学校は休みがちで大学受験も失敗。
学校に行けない体調に悩まされた高3のとき、内科ではじめてよわーい安定剤を処方された。
考えたこともなかった学校、そして教育学部に入った大学生。
サークルもバイトもせず、単位だけをかき集める毎日。長い夏休みはベッドの中で動画をみて過ごした。
アピールできることも、やりたいこともなく就活戦線から離脱。わたしは社会に居場所をもてないと思った。
中学生の頃のわたしが、大学生のわたしを支える。心理学や精神医学は興味深かった。臨床心理士とは違うけど、魅力をもてる仕事があることを知った。精神保健福祉士の養成校を受験、進学が決定。
養成校に通った23歳。
...もう子どもじゃないな。
精神保健福祉士の国家試験のために勉強に精を出した1年間。
ともだちはひとりもできなかった。
無事、国家試験に合格。主席で卒業。
大学時代あんなに苦労した就職という2文字は、1度の面談だけであっけなく手に入った。病院勤務の精神保健福祉士になる。
仕事を始めて2年目の秋頃から心身の体調不良が続く。
過度のストレスからくるうつ病と診断された。じぶんでは、「かどのすとれす」が何かわからなかった。今やっとすこしわかるようになってきた...ような気がする。あの職場はわたしに合わなかった。
そして、仕事をやめて、入退院を繰り返している。ひとり暮らしも始めた。
デイケアや就労移行、ヘルパー、訪問看護などいろんなサービスを使った。
自立支援医療、傷病手当、障害年金、障害者手帳などいろんな制度にお世話になっている。
皮肉なことに、精神障害当事者になって、わたしは精神保健福祉士としてのスキルをすこしあげたと思う。
精神保健福祉士の仕事は好きだ。
いつかはまたこの仕事がしたい。それが長期目標。
なんだろう。
覚書程度に書き始めたのに、最終的にはワーカーの仕事にこだわるじぶんがいた。
じぶんの経験だけでモノを言うワーカーだけにはなりたくないんだけど、
でも、じぶんの経験は武器にしたい。
じぶんの身をもってもっともっと勉強しよう。
いまは入院中だけど、前向きだ。